
ゲノム編集技術とiPS細胞により難治性疾患の克服に挑戦します
対象疾患

脳腫瘍(グリオーマ)の再発治療
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様々な脳腫瘍のうち、悪性神経膠腫(グリオーマ)は悪性度が高く予後が極めて悪い
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なかでもグレード4に分類される膠芽腫は、高い再発率(半年後47.3%、1年後73.2%)を示し、標準療法5年生存率は16%に留まっている
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放射線や化学療法実施後の再発腫瘍に対する有効な治療法は存在せず、画期的な治療法の開発が望まれている

脳損傷からの機能回復
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外傷性脳障害、脳梗塞等により脳機能欠損が生じるが、障害後脳神経部位の自然再生は困難
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また、対症療法とリハビリテーション以外には、神経症状を改善する治療法はない
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脳梗塞における神経症状は重症長期障害原因の第一位であり、男性の3%、女性の2%に後遺症が残る
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様々な細胞治療が試みられているが未だ開発途上にある
技術情報
自殺遺伝子導入iPS細胞由来神経幹細胞を用いた脳疾患の治療

自殺遺伝子(CD-UPRT)導入iPS細胞を分化させた神経幹細胞(Neural Stem Cell, NPC)を、遺伝子治療用細胞製剤として使用します。NSCは脳腫瘍や脳障害部位へ遊走・集積する性質を有していることが知られており、患部局所においてプロドラッグを活性体に変換し、Bystander効果により脳腫瘍細胞を障害します。また、脳梗塞等による脳障害部位に遊走・局在することにより、神経幹細胞による脳機能保護作用を発揮することが期待できます。iPS細胞を用いた細胞治療は、iPS細胞に起因する造腫瘍性が臨床使用に向けた大きな課題となっていますが、本細胞製剤では、自殺遺伝子の作動によりiPS細胞由来NSC自身が死滅するため、安全性を高めたiPS細胞治療の道を切り拓くことが期待できます。
創業メンバー/アドバイザー

代表取締役 CEO
古川 俊治
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慶應義塾大学法務研究科教授・医学部外科教授
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医学博士
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弁護士(TMI総合法律事務所)
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MBA(英Oxford)
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慶應大学医学部卒(1987)

取締役 COO
水野 篤志
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AI創薬ベンチャー事業開発、バイオベンチャー管理部長、VC投資担当、ライフサイエンス系新規事業コンサルティング等を歴任
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工学博士
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東京工業大学生命理工学部卒(1998)

科学顧問
戸田 正博
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慶應義塾大学医学部脳神経外科教授
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ジョージタウン大学脳神経外科リサーチフェロー
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医学博士
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慶應義塾大学医学部卒(1987)

科学顧問
岡野 栄之
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慶應義塾大学医学部生理学教室教授
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慶應義塾大学医学部長
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大阪大学医学部神経機能解剖学研究部教授
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医学博士
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慶應大学医学部卒(1983)
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科学顧問
鄭 雄一
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東京大学大学院工学研究科/医学系研究科 教授
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神奈川県立保健福祉大学理事/副学長/研究科長
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ハーバード大学医学部助教授
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医学博士
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東京大学医学部卒(1989)


会社情報
会 社 名:株式会社iXgene
代表取締役:古川 俊治
資 本 金:6250万円
創 業:2020年1月6日
所 在 地:東京都新宿区内藤町1-6
ラ・アトレ204号室
電話番号 :03-6822-4641